2023-10-15 Sun
あんなに暑かった夏はいつの間に
どこにいったのやら
冬に向かっての
気温の下がり具合が
急激すぎて
今日あたりは
もはや寒さが身に沁みます
さて
ただいま当館アートパルでは
仙台市在住の行場圭一(ぎょうばけいいち)さんの
趣味の作品の数々をご覧いただいております
素材は軽量紙粘土
従来の紙粘土と比べて
大変軽く形成しやすく
作った形を保ちやすいようです
そんな素材の特性を生かした
軽やかでカラフルで
遊び心いっぱいの作品が勢揃い


中にはこんなお魚も

こちらは雄勝石にイタズラしてみたものとのこと

上記展示は
10月29日(日)まで
どうぞ愛らしくも懐かしい
行場さんの作品たちに会いにおいでください
心よりお待ちしております🌸
2023-07-31 Mon

7月10日より開催しておりました
『新藤圭一展』
お蔭さまで好評のうちに最終日を迎えました。
当ブログでの告知はいたしませんでしたが
今年の河北美術展日本画部門で
河北賞を受賞されたということで
河北新報の記事はもちろん
東北放送の夕方の番組の中で
ご本人のインタビューが流されたこともあり
大変多くの方にご来館いただきました。
この度
ご本人に快くお許しをいただきましたので
今回展示した10点の作品を
ご紹介いたします。
新藤先生
本当にありがとうございました!

「わたすげ展望」 2016年制作 F80 河北美術展 東北放送賞
7月中旬頃田代平(青森県)の湿原に一斉に咲くわたすげの中に黄色の
ニッコウキスゲが点在するのを見て
自然の力と豊かさを強く感じ作品にしたもの

「秋麗」 2017年制作 F80 河北美術展 賞候補
八甲田山の主峰八甲田大岳から酸ヶ湯温泉への下り道、
毛無岱lの草紅葉が黄金色に輝く贅沢なみちのくの光景

「気充つ」 2019年制作 F80 河北美術展 東北電力賞
2018年は河北展入選ならず落ち込んでいた。
気晴らしに出かけた秋保大滝の轟音や飛沫、風圧に自然の雄大さを強く感じた。
よし! この感覚を大事に来年の河北展出品作品を創ろうと決めた瞬間だった

「奈曽渓谷」 2022年制作 F80 河北美術展 入選作
鳥海山の豊かな水を生み出す奈曽渓谷。
かつて氷河が削った岩肌が紅葉に彩られた風景に魅せられ制作に到ったもの

「花王」 2018年制作 F10
春蘭亭の牡丹。

「季」 2020年 F6
春が過ぎ梅雨に入る前の爽やかなときに咲くクレマチス。
背景の黄色は紫をきれいに見せる補色

「曼殊沙華」 2018年 F6
背景は明と暗の力強い色を使い、花の色に負けない表現とした

「釜神さまと」 2003年 F80 河北美術展 初入選
「ごんぎつね」 2018年 F6
「釜神さまと」は退職後始めた日本画教室で髙倉先生から直接指導を受けた作品。
子どもの一歳の誕生日に生涯の無事を願って一升餅を背負わせる催事を描いたもの
河北展で初入選となった思い出の作品
孫の1才の良い記念ともなった
「ごんぎつね」髙倉先生がよく描く狐を題材に描いたもの

「山河明ける」 2023年制作 F80 河北美術展 河北賞
山形の左沢(あてらさわ)駅の近くで、江戸時代にはお城があり、
最上川を通る船を監視していた高台からの絶景。
遠い山なみと最上川に囲まれた田園ははるか昔からの人々の暮らしが感じられ
今日も明日もこの景色が続きますようにと祈る気持ちで描いた
※説明文は実際作品に添えたご本人によるキャプションから
抜粋したものになります
2023-05-24 Wed
何年か前にお向かいの水沢県庁記念館の
メタセコイヤの根元に咲く
アヤメの種を頂いて
枝垂れ桜の根元に蒔いたのですが
その実生からたくましく育ってくれて
これまでになくたくさん咲いています

こちらは
去年花が終わったあと地植えにした
アッツ桜

植えっぱなして大丈夫
とお聞きしていたのですが
そのとおり
冬を越して可愛い花を咲かせてくれました

この黄色い花は
いつの頃からか
正面の階段のそばに
自然に根付いたもの
調べたところ
「ニワゼキショウ」
のようです
その日のうちにしぼんでしまいますが
毎日次々と咲いています

奥の方の
ギボウシとアジサイも
青々として元気です

ツバメ一家では
ヒナが孵ったようです


せっせと食事を補給する親ツバメ
命を繋ぐって大変なことと
見るたびに思います
さて
ただ今当館アートパルでは
収蔵品のなかから
小品八点と
まさにアヤメを意匠的に描いた横長の作品
全九点をお見せしております

常設展示室の作品とは
また違った趣きをお愉しみ頂いております
是非お立ち寄りご覧くださいませ
なお6月3日(土)からは
この時季恒例となっております
高校生絵画展IN登米市2023受賞作品展
開催予定です(6月18日(日)まで)
こちらもどうぞお楽しみに🌸