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tome365

Author:tome365
高倉勝子美術館「桜小路」
Katsuko Takakura Art Museum
登米市登米町出身
日本画家 

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ゆったりと散策 大正ロマン 一関千厩を訪ねて
こんにちは

本日のブログはAWがお届けします

  
テレビを見ていたら、東北の名所・旧跡を訪ねる内容の中で

一関市千厩の横屋酒造の造り蔵と佐藤家住宅の主屋など合わせて
 
25件が国の登録有形文化財として登録されていることが放映さ
 
れていました。
  
特に、佐藤家主屋・西洋館の設計は、日本建築学会の第一人者

であり、東京駅を設計した洋風建築家辰野金吾の門人であった

建築家小原友輔(岩手県大東町出身)が当主の意を受け設計に携わった

そうです。
 
この放送を見ながら、西洋建築ということから、登米高等尋常

小学校の設計施工の山添喜三郎先生のこと、更には、東京駅の

設計者と言うことで、建設時、屋根には登米産の天然スレートが

使われ屋根を葺く職人も登米から行ったこととダブリ、どうしても

見学したくなり、梅雨の合間を見はかり千厩を目指しました。
 
東和町米川から、江戸初期製鉄と関りのあった「七曲峠」を越え

藤澤から千厩に入りました。
 
まず、一関市役所千厩支所の観光関係の方より「千厩の歴史・文化」

のあらましをお聞きし、「せんまや街角資料館」を訪ねました。

千厩1
    ・・・ せんまや街角資料館 ・・・
  
千厩ししょのすぐ下にあり、かつては日本専売公社の支所だったそうで
 
専売公社当時の唯一の建物だそうです(石巻市にもあったそうですが今回の

大震災で流失してしまったそうです)。

館内はたばこ関係の展示資料が主で、播種から収穫(たばこの

葉の摘み取りから出荷)まで、それをたばことしての製品にする

迄の様子ついて、また、当時栽培に使用された農具などが展示

され担当の方が丁寧に説明してくださいました。

 せんまや街角資料館の真向かいに「酒の蔵交流施設・佐藤家主屋と

西洋館」が広大な中にどっしりとした蔵が立ち並び、酒造りの一連の

工場(蔵)と、和洋折衷の主屋が落着いた雰囲気を醸し出していました。

千厩2 
・・・ 佐藤家住宅主屋 ・・・

千厩3   
・・・ 横屋酒造造り蔵 ・・・
   
商店街を他の交通に妨げないようにゆっくりと車を進めていると
  
蔵作りの美術館の看板が目に入りました。道路を挟み商店街お買い物
  
駐車場があったので、そこに駐車し、小路を少し入ると歴史を
  
感じさせるどっしりとした蔵があり「熊谷美術館」の看板があり
  
何処から入るのか分らず正面に立ってみると、時代劇で見る様な
  
頑丈な扉にこれまた錠前らしきものがかかっていました。
   
この蔵には相応しくないようなちっちゃい呼び鈴があったので
  
何度か押してみると、何処からとも無く、女性の方が来て
  
頑丈な二重の扉を開けてくれました。忙しいのか「観終わったら
  
内側の扉だけ閉めて下さい」といってどこかえ行ってしまいました。
   
美術館内は、蔵が建てられたそのままで、それを利用して洋画家

長谷川利行と親交のあった当千厩出身で「熊谷登久平画伯」生家の

蔵に、画伯の生誕百年、没後33年を記念して開設したそうです。
 
画伯の素晴しい作品(油彩画)が蔵という落着いた雰囲気の中に展示

されており、時間の経つのも忘れ見入ってしまいました。

千厩4
   ・・・ どっしりとした蔵構えの熊谷美術館 ・・・ 
 
千厩を訪ねた大きな狙いは、実は「昌子(syoko)の小さな

美術館」を訪れることでした。
 
髙倉美術館内で以前から、小さな美術館について話題になって

いました。インターネットで検索するとありました。
 
「昌子(syoko)の小さな美術館へようこそ」のタイトルで

載っていました。各地で制作活動をなさっている方々の作品を収集し

自分だけが楽しむのもいいけれど、好きな方(芸術を理解される方

と解してもよろしいでしょうか)にも楽しんで頂きたいという念の

もとに自宅を美術館として開設なさったそうです。

 千厩町内を捜したが中々見つからず、美術館に電話をかけて教えて

貰った通りなぞって行くと、館長さんが外で待っていて下さり、恐縮

すると共に感謝の念で一杯になりました。早速館内にご案内戴くと

しっとりと落着いた雰囲気の中に水彩画を中心に展示されており、

どの作品を鑑賞(み)ても心が洗われる思いがしました。

 いろいろとお話しをお聞き致しましたが、館長さんの美術館に、

そして、作品に対する思いがひしひしと伝わってきました。

千厩5
・・・ 「昌子(syoko)の小さな美術館」 ・・・

千厩6
 ・・・ 見送りして下さった館長さん ・・・
       
昌子の小さな美術館。素敵でした。またお邪魔して鑑賞し
  
そして、芸術のこと、館内には蔵書が沢山あり、芸術関係の書は

勿論のこと、自分の好きな作品や作家の初版本が書架に

並んでいました。また、歌人のお父上様のことなどゆっくりと

お話しできたらと思いつつ美術館を後にしました。

 
ゆったりとした千厩の散策と思っていたのでしたが

いやいやとんでもない、登米とたいした変わりない町に、多くの

美術館や文化施設等一日では到底散策しきれない町でした。
 
今度お邪魔する時は時間の余裕をとりじっくりと散策したい

です。千厩の町の由来地や藤原文化、登米との関連など見つけ

られるかも。 そんなことを思いながら北上川を下りました。



雑記 | 17:11:57 | トラックバック(0) | コメント(2)
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