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tome365

Author:tome365
高倉勝子美術館「桜小路」
Katsuko Takakura Art Museum
登米市登米町出身
日本画家 

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*風が強いです彡 *


美術館前のシンジュの枝が

強風になびいております。

この一週間 登米町界隈は

梅雨のような天気が続きました。

雨が降らないと思えば

今度は思いのほか激しい風

人間の預かり知らぬ事とは言え

せっかくお越しいただいた皆さまに

申し訳なく思います。

そんな厳しめの天候の中おいで頂いた中に

たまたまなのですが

同じツアーという訳でなく それぞれ個人で

広島から来たという方が複数おられました。

高倉勝子美術館に常設展示している作品に

勝子自身の被爆体験を絵巻者風に描いた

『原爆の図 (三部作)』

がございます。

まさか広島を遠く離れたこの地で。。。

と感慨深くご覧になっていらっしゃいました。

この作品は

人から聞いたこと書いたものから

想像して描いたのではなく

勝子本人の体験、思い出したくない体験を

長い葛藤の末 平成の世になって

自身が八十の坂を登り始めてから

やっと作品として表したもので

まさに勝子が目の当たりにした

惨状が生々しく描かれています。

それに対して

常々描いてきた作品には 主に

母と子、祖母と孫娘、姉妹、自身の生家など

身近な素材が優しく親しみやすい表現で

描かれていて その落差に 改めて

それが戦争体験 しかも広島での被爆を

体験してきた後のことだと考えると

本当に守りたい

守りとおさねばならないものを

一心に描く

という祈りにも似たものが気持ちの奥底にあったのでは

と思います。

そして つい忘れがちですが

戦争を知らないわたし達も

この太平の世が

惨い犠牲の上にもたらされた

守りとおさねばならない

大切なものであることを しっかりと

自覚しなければいけないのですね。

P1030542.jpg

『 原爆の図 』 三部作

登米市高倉勝子美術館「桜小路」
ギャラリーにて常設展示しております。


高倉勝子の被爆体験につきましては

半生についての本人の言葉を抄録しましたガイドブックを

常設展示室にご用意しておりますので

ぜひ お立ち寄りご一読頂ければ幸いです。




雑記 | 16:40:58 | トラックバック(0) | コメント(0)
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