2017-09-17 Sun
昨日今日はとよまの秋まつり。昨夜は森舞台にて宵祭恒例の
薪能が開催されました。
今年の演目は『 巴 』
木曽義仲の愛妾「巴」の亡霊が主役の
修羅物(武人が主役の曲。修羅道に堕ちて苦しむ様が語られることから)です。
旅の僧が琵琶湖の畔の粟津の社で休んでいると
いわくありげな里の女が現れ
その地が木曽義仲の終焉の地であることを告げて去ります。
入れ替わりに土地の人が現れ
先刻の里の女が義仲の愛妾であり家臣であった
巴御前の亡霊であろうと語ります(間(アイ)狂言)。
僧が経を読んでいると
長刀を携え甲冑に身を固めた巴の亡霊が現れ
義仲と最期をともにできなかった無念 そして
義仲のために奮闘した思い出を語り 舞うのでした。
非日常の時間と空間
幽玄の世界を垣間見させて頂きました。
美術館のお客さまでも
森舞台に向かう前のひととき
お寄りくださったとおっしゃる方々が
少なからずおいででしたが
きっと堪能されたことと思います。
さて今日は本祭
これもまた恒例の
美術館前での
五葉山火縄銃鉄砲隊
戸山流居合道
両団体の演武でございます。
身体の芯に響く銃砲。凄い迫力ですよ!
場を清める『四方祓い』。邪気が退散するかのようです。
台風18号の影響が心配されましたが
何とか15時あたりまで
今にも降りたそうな空ながら
お天気は持ちこたえてくれ
とよまの秋まつり
終えることができたようです。
山車が勢揃いする壮観のフィナーレ。
秋まつりの一切を終了するアナウンスのあと
一台 また一台と 帰ってゆきます。
今年も 関係各位の皆さま 本当にお疲れさまでした。
素晴らしい催しの数々、ありがとうございました!