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tome365

Author:tome365
高倉勝子美術館「桜小路」
Katsuko Takakura Art Museum
登米市登米町出身
日本画家 

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奥の細道シリーズその2
こんにちは

本日のブログはAWがお届けします

4月末からの連休も過ぎ去り爽やかな空に

緑のそよ風が頬を撫でて行きます。
 
ゴールデンウィーク中 みやぎの明治村をはじめ登米市内では

いろいろなイベントが催され多くの皆さんにお出で頂きました。

髙倉勝子美術館「桜小路」では、春の特別企画展「お花見展」開催中で

たくさんの方々に 髙倉勝子芸術を御堪能頂きました。有り難うございました。

さて、今日は、「おくのほそ道 シリーズ2」をお送り致します。

「・・・・・心細き長沼に沿ふて 戸伊麻といふ所に
 一宿して平泉に至る・・・・・」


気仙沼に行くという石巻の案内人と柳津で別れ

北上川の土手を北上し「戸伊麻の渡し」に着きます。

奥の細道1
――― 当時の北上川渡し場付近の略図 ―――

・舟渡しは2ヶ所ありました。

  御成河岸・・・参勤交代の折り登米伊達家の利用の舟渡し場

  荒町舟渡・・・一般庶民利用の渡し(無料)


  ~ 桶 ・・・商家専用の河岸

  芭蕉さんと曽良さんは荒町舟渡を利用し登米(とよま)の町に入りました。

  かねて宿泊を約束していた儀エ門宅では本人は不在で

  泊まることが出来ず、検断庄左エ門宅に宿泊しました。

奥の細道① 
――― 芭蕉が舟渡した場所に生い茂る樹齢400年以上の
公孫樹の大木 ―――

様々な歴史を見つめて来たのでしょう。

この木の下に立つと、芭蕉さんと曽良さんが

平泉を目指している姿が目に浮かんできます。


・・・・・ 芭蕉と所縁のある句碑 等 ・・・・・
奥の細道②
――― 芭蕉一宿之跡 ―――

この碑は、芭蕉たちが宿泊した家の裏にある北上川沿いの

登米大橋の辺にあり、揮毫は、河東碧梧堂の書であり、

おくのほそ道の碑の中でも最も優れたものの一つと

言われています。
 
―――旧登米高等尋常小学校敷地内にあるおくのほそ道の一文―――

――― 登米神社境内にある芭蕉の句碑 ―――
「降らずとも 竹植うる日は 蓑と笠」
  
この句は「笈日記」に収められていて、宿泊した日と

所縁のある句ということで選ばれたようです。


曽良の随行日記には次の様に記されています。(石巻から登米まで)

  十一日(旧暦 5月11日) 天気能石ノ巻ヲ立 宿四兵ヘ
  今一人 気仙ヘ行トテ 矢内津迄同道
  後町ハツレニテ離ル 石ノ巻 二里鹿ノ股
  一里余 渡有 三里ニ遠シ 曇 伊達大蔵
  飯野川 (此間山ノ 矢内津一里半 戸い満
  アイ長キ沼有)
  儀エ門ヨリ 宿不借
  仍検断告テ宿ス
  検断庄左エ門 (此間渡2ツ有)
【 随行日記  原文のまま 】


おくのほそ道を読んだだけでは、旅の詳しい様子について

分り兼ねますが、随行日記を合わせて詠むことにより

どんな旅であったのか、推測することが出来ます。


戸伊麻から一関迄の旅については次回にお送り致します。

みやぎの明治村 登米(とよま)も新緑につつまれ、

しっとりと落着いた中に、多くの皆さんに来て頂いております。

そんな中で、髙倉勝子美術館「桜小路」で春の特別企画展「お花見展」を開催中です。

いい季節に、素晴しい芸術を御堪能頂きたくあらためてご案内申し上げます。



髙倉勝子先生について | 17:21:25 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
川を越えた所・・・
こんばんは。
「奥の細道」シリーズの続き、楽しみにしていました。
そうだっだったんですか、日根牛から、荒町の渡しを利用したのですね。
私は、根拠もなく、もっと下流で川を越えたと思っていたのですが、「渡し」そのものが無かったのですね。
「奥の細道」は、旅日記だと考えられていたのが、その後の研究で、旅から数年後に出されていて、かなり吟味された「文芸作品」だと聞いています。・・・とすると、おっしゃるように「曽良の随行日記」の役割が大変重要になりますね。
ありがとうございました。また、次を楽しみにしております。  〔乱文失礼〕
2013-05-10 金 20:41:52 | URL | Yacho [編集]
Yacho 様
 Yachoさん
  力強いコメント有り難うございます。
  おくのほそ道シリーズ2では、芭蕉と登米との関連する内容を書かせて頂きました。一宿を記念した碑等は他地域より多くみられ、登米(とよま)の歴史と文化の町といわれる要素の一つになっていると思います。
 ブログでもっともっと取り上げなければならない内容があったのですが、言い訳になりますが、紙面の都合上次の機会にさせて頂きたいと思います。
                              (例えば、一宿庵の紹介等)
 これからも、髙倉美術館との関連した内容について取り上げて参りますので
これからもどうぞよろしくお願い致します。
2013-05-11 土 14:34:07 | URL | 髙倉勝子美術館「桜小路」 A・W [編集]
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